5x3サイズの情報カード向けにプリンタで印刷する
パソコンで整理した情報を紙に印刷して常時携帯し、必要な時にすぐに取り出せるようにしておくと便利です1。ただし、普通紙に印刷したのでは持ち歩いているうちにボロボロになります。ポケットサイズで耐久性もある5x3サイズ(125x75mm)の情報カードに印刷できるとよいと思い、その方法を検討しました。
前提
5x3サイズの情報カードとしては、次のような市販品を使うことを想定します。
- コクヨ 情報カード 横罫 シカ-30
- コレクト 情報カード セクション C3532 5x3
- ライフ 情報カード 無地 5x3 J88
- mead 3x5カラーカード
- No.75x125 情報カード 3inc x 5inc (75mmx125mm)
5x3サイズの情報カードに印刷する内容としては、たとえば次のようなものを想定します。
- 自分がよく使う駅の時刻表
- 自分がよく使う店の営業時間一覧
- 時刻目盛り付きデイリースケジュール記入フォーマット(システム手帳のリフィルのようなもの)
問題
残念なことに、ほとんどの市販のプリンタは5x3サイズの用紙への印刷に対応していないようです。また、プリンタが5x3サイズに対応すること自体が廃れていく傾向にあるようで、今後の製品開発に期待するのも難しそうです。
解決方法
そこで、5x3サイズの情報カードに直接印刷するのはあきらめて、それより少しだけ小さいサイズの宛名ラベルに印刷することを考えます。複数の宛名ラベルを作ることのできる専用のA4用紙が売られています。印刷した宛名ラベルを用紙からはがし、5x3サイズの情報カードに貼って使うわけです。
いくつかの市販の製品を試したところ、98x68mmというサイズの宛名ラベルがちょうどよいことがわかりました。調べた範囲では、次の2製品がありました。
このサイズの宛名ラベル1枚には、6ptのMSゴシックで24行までのテキストを印刷できます。A4サイズの専用用紙1枚からこのサイズの宛名ラベルを8枚作れます。98x68mmという領域は5x3サイズ(125x75mm)より少し小さいのですが、プリンタで5x3サイズの用紙に直接印刷する場合と違って余白は不要ですので、宛名ラベルの端まで目一杯使えます。プリンタで5x3サイズの用紙に直接印刷する場合と比べて、実質的な印刷領域のサイズ差はそれほど大きくないでしょう。
使用例
東京の地下鉄路線図をヒサゴ エコノミーラベル 8面 ELM005 に印刷してmead 3x5カラーカード に貼ってみました。耐久性を持たせるためにジョッター にセットしてあります。
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もちろんスマホのメモアプリを使えばできますが、スマホを取り出してから必要な情報を表示させるまでの何ステップかの操作すらもどかしいことがあるのです。 ↩︎