ボールペンに他社製リフィル(替芯)を入れて使う :: S-7L系(58mm)

ここで「S-7L系(58mm)」と呼ぶリフィルグループ1は、三菱鉛筆の油性ボールペン用リフィル「S-7L 」とペン先および外径がほぼ同じ寸法のリフィルのうち、全長が約58mmのリフィルです。

「S-7L系(58mm)」リフィルグループに適合するリフィル・本体を提供しているのはトンボ鉛筆だけです。

同じ「S-7L系 」リフィルグループのより長い長さ(98mm、93mm、90mm、88mm)のリフィルは、カッターなどで裁断して短くするだけで、このリフィルグループのボールペン本体に合わせることができます。

ボールペンリフィルグループ「S-7L系(58mm)」のリフィルとボールペン本体を調べた結果のリストは次のとおりです。

リフィル

本体

組み合わせ検証例

  • 同じ系列で全長だけが異なるグループ間では、リフィル外径と同じ径の樹脂パイプを接ぎ木することで、長くして使うことができるようになる場合もあります。接ぎ木用のパーツは、純正リフィルの樹脂パイプをカットして作れるので、短くカットする場合と違って、リフィル外径の微妙な差による不適合も回避できます。リフィルが細い「S-7L系 」グループでは、接ぎ木するためのジョイントパーツを金属ネジやゼムクリップを使って自作する必要があります。ジョイントパーツは、ちょっと細いとぐらぐらになって抜け落ちますし、ちょっと太いとリフィルに入らなかったりしますので、コツをつかむまで少し試行錯誤することになるでしょう。ゼムクリップからジョイントパーツを作るには、ラジオペンチ2本を用意し両手に1つずつ持って作業するとやりやすいです。「S-7L系(58mm)」グループの例を以下に挙げます。
    • 使用済みの「S-7L系(98mm) 」グループのリフィル「三菱鉛筆 UMR10938 」(三菱鉛筆スタイルフィット用シグノ芯)の末端部分から40mmを切り取って接ぎ木用の樹脂パイプを作り、ゼムクリップから作ったジョイントパーツを使って「S-7L系(58mm)」グループのリフィル「トンボ鉛筆 BR-SF 」(トンボ鉛筆 リポーター4コンパクト用)に接ぎ木すると、「S-7L系(98mm)」グループの本体「ゼブラ スラリ4C 」に入りました。全長を98mmに合わせることだけを考えるなら、接ぎ木用の樹脂パイプをもっと短くして、ペン先側リフィルをそのぶん長くできるはずです。つまり、より多くのインクが残ったリフィルを使えるようになるはずです。しかし、この方法では引っ張るとジョイント部分がすぐに外れてしまいますので、接ぎ木用の樹脂パイプ単体でも本体への取り付けと取り外しができるように、40mm程度の長さは必要でした。本体に三菱鉛筆 スタイルフィットゼブラ プレフィール を使う場合は、接ぎ木用の樹脂パイプはさらに長くする必要があります。

  1. 「S-7L系」リフィルグループの他の長さのリフィルについては、ボールペンに他社製リフィル(替芯)を入れて使う :: S-7L系 をご覧ください。「S-7L系」以外のリフィルグループについては、ボールペンに他社製リフィル(替芯)を入れて使う をご覧ください。 ↩︎

関連する記事