ボールペンに他社製リフィル(替芯)を入れて使う :: S-7L系(88mm)

ここで「S-7L系(88mm)」と呼ぶリフィルグループ1は、三菱鉛筆の油性ボールペン用リフィル「S-7L 」とペン先および外径がほぼ同じ寸法のリフィルのうち、全長が約88mmのリフィルです。

「S-7L系(88mm)」リフィルグループに適合するボールペン本体には、メジャーなメーカーの多色ボールペン(三菱鉛筆 ジェットストリームやトンボ鉛筆 リポーター)が含まれます。

このグループのリフィルは、カッターなどで裁断して短くするだけで、同じ「S-7L系 」リフィルグループのより短い長さ(58mm)のリフィルに適合するボールペン本体に合わせることができます。また、同じ「S-7L系 」リフィルグループのより長い長さ(98mm、93mm、90mm)のリフィルは、カッターなどで裁断して短くするだけで、このリフィルグループのボールペン本体に合わせることができます。

ボールペンリフィルグループ「S-7L系(88mm)」のリフィルとボールペン本体を調べた結果のリストは次のとおりです。

なお、この一覧はもちろんメーカーが互換性を保証しているものではなく、製品個体差もありますので、すべての組み合わせが適合するとは限らないことをご理解ください。 また、すでに生産終了した製品も含まれています。

他社製リフィル・本体等と実際に組み合わせの検証を行った事例について、リスト下の組み合わせ検証例 に記しています。また、その結果から、他社製リフィル・本体との組み合わせにおいて問題が生じる可能性があると推察される製品には△印をつけました。

バネ止めの出っ張りを持つリフィルを前提とするボールペン本体には、その旨の注意書きを付記しました。バネ止めの出っ張りのないリフィルを組み合わせようとする場合、出っ張りを自作する必要があります。また、バネ止めの出っ張りの位置や形状は製品によって異なりますので、純正リフィルを入手して採寸する必要もあります。

リフィル

本体

組み合わせ検証例

  • 同じ系列で全長だけが異なるグループ間では、カッターでリフィルの末端をカットして短くするだけで、使えるようになる場合があります。 ただし、「S-7L系 」グループのリフィルの樹脂パイプ部分の外径(約3mm)は、メーカーによって少し違いがあります。本体側の穴にリフィルを差し込む仕組みの場合、径のわずかな差で、入らなかったり抜けてしまったりします。特にパイロットのものは3.1mm程度と大きめに作ってあるため、他社製品との相性が悪いケースが多いです。他の長さの「S-7L系 」グループのリフィルを加工して「S-7L系(88mm)」グループの本体に入れてみた例を以下に挙げます。
    • S-7L系(93mm) 」グループのリフィル「パイロット LHKRF-10C3 」(パイロット ハイテックCコレト用純正)の末端のノックボタンパーツをはずし、カットして88mmに縮めると、「S-7L系(88mm)」グループのトンボ鉛筆 リポーター4 で使えるようになりました。リポーター4はリフィルを本体側の穴に差し込むタイプではなく、本体側ノックボタンの内部の突起をリフィルの樹脂パイプに差し込むタイプなので、パイロット製リフィルの外径が大き過ぎることが問題にはなりません。
    • S-7L系(98mm) 」グループのリフィル「パイロット BVRF-8EF 」「パイロット BVRF-8F 」をカットして88mmに縮めても、外径が大きすぎるため、「S-7L系(88mm)」グループの本体「トンボ鉛筆 油性ボールペン ZOOM L102 」には入りませんでした。

  1. 「S-7L系」リフィルグループの他の長さのリフィルについては、ボールペンに他社製リフィル(替芯)を入れて使う :: S-7L系 をご覧ください。「S-7L系」以外のリフィルグループについては、ボールペンに他社製リフィル(替芯)を入れて使う をご覧ください。 ↩︎

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